旧・低温物質科学研究センター (LTMセンター)
環境安全保健機構低温物質管理部門
概要
当センターは,平成14年(2002年)4月に発足しました。
その前身は,全学に対する実験用寒剤(液体窒素,液体ヘリウム)の供給を主たる
目的としていた理学部・極低温研究室と,化学分析を主たる役目とした理学部・分析センターであり,
当センターも全学支援センターとしての機能も持っています。
当センターは,研究活動を行う研究部門と,全学への実験用寒剤(液体窒素,液体ヘリウム)の供給を主たる役割とする寒剤供給部門からなっています。
研究部門は10名の教員と数名のポスドクからなり,物理学,化学,生物学等の研究を行っています。
寒剤供給部門は吉田・宇治・桂の3地区各々にヘリウム液化機と液体窒素タンクなどを持ち,
また,SQUIDや超伝導磁石などの共同利用機器を持っています。
2016年度よりセンターは改組され, 寒剤供給部門は京都大学環境安全保健機構低温物質管理部門として, 寒剤供給業務を継続しています。旧研究部門の専任教員は理学研究科に移籍して, 各人の研究教育活動を継続しながら, 機構に併任して業務を担当しています。
沿革
- 極低温研究室時代
- 昭和39年(1964年)2月:特別設備「極低温実験装置」の設置が決定
- 昭和40年(1965年)4月:旧・極低温研究室発足
- 昭和40年(1965年)9月:初代ADL社製ヘリウム液化機による液体ヘリウム供給開始
- 昭和45年(1970年)4月:宇治キャンパスに旧・極低温物性化学実験室設置
- 昭和52年(1977年)4月:BOC社製ヘリウム液化機による液体ヘリウム供給開始
- 平成 6年(1994年)4月:神戸製鋼製ヘリウム液化機による液体ヘリウム供給開始
- 低温物質科学研究センター
- 平成14年(2002年)4月:低温物質科学研究センター発足
- 平成15年(2003年)4月:吉田地区リンデ社製ヘリウム液化機による液体ヘリウム供給開始
- 平成18年(2006年)4月:桂地区リンデ社製ヘリウム液化機による液体ヘリウム供給開始
- 平成22年(2010年)4月:宇治地区エアリキード社製ヘリウム液化機による液体ヘリウム供給開始
- 平成27年(2015年)4月:吉田地区リンデ社製ヘリウム液化機による液体ヘリウム供給開始
- 環境安全保健機構低温物質管理部門
- 平成28年(2016年)4月:低温物質管理部門発足
附属物性科学センター発足 - 令和 4年(2022年)4月:附属物性科学センターを低温物質管理部門に統合
組織(旧低温物質科学研究センター)
センター長 ┳ 吉田地区 ┳ 研究部門 ┳ 先端低温基礎研究分野 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┣ 分子性材料開拓・解析研究分野 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┣ 学際低温応用研究分野 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┗ 低温機能開発研究分野(吉田) ┃ ┃ ┃ ┗ 寒剤供給部門 ┃ ┣ 宇治地区 ┳ 研究部門 ━━━ 低温機能開発研究分野(宇治) ┃ ┃ ┃ ┗ 寒剤供給部門 ┃ ┣ 桂地区 ━━ 寒剤供給部門 ┃ ┗ 協議会 ━━ 運営委員会
組織(環境安全保健機構低温物質管理部門)
環境安全保健機構 ┳ 低温物質管理部門 ┳ 吉田地区寒剤供給施設 ┃ ┃ ┃ ┣ 宇治地区寒剤供給施設 ┃ ┃ ┃ ┣ 桂地区寒剤供給施設 ┃ ┃ ┃ ┗ 低温物質専門委員会 ┃ ┣ 環境管理部門 ┃ ┣ 産業構成部門 ┃ ┣ 安全管理部門 ┃ ┗ 放射線管理部門
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